第2子妊娠中のミールマニュです。
1人目の息子を出産する直前、妊娠高血圧症候群になりかけていました。
切迫早産で入院管理をしているにもかかわらず、どんどん体重は増え、血圧が上がっていき…
退院直前になり看護師さんに「血圧がこれ以上あがるようなら出産するまで入院延長になるかも」と言われました。
実際すでに乱視がひどくなったような感じで、目がズキズキしてテレビの画面を見るのがつらい症状がでていました。寝たきりの入院生活と点滴のせいもあってか足もずっと浮腫んでいました。
妊娠高血圧症候群は母子共に命の危険がある怖い病気です。
息子が健康に産まれてきてくれて本当によかった。
でも今回の妊娠ではできるだけリスクを減らすために、体重管理をはやめに行っていこうと思います。
でも妊娠中に過度な食事制限をしたり激しい運動をしたりしてダイエットするのは厳禁!
お腹の中にいる赤ちゃんのためにも体重増加の目安を確認しましょう。
妊婦さんの体重増加の目安
標準体型の人の目安は7〜12kg。1週間に500g以下がベスト。
妊娠前の体重を元にBMI*を算出して目安をチェックしましょう。
*BMI(Body Mass Index):体重(kg)/(身長(m)×身長(m))
体格区分別 妊娠中の推奨体重増加量
非妊娠時の体格区分 | 妊娠全期間を通しての 推奨体重増加量 | 妊娠中期から末期における 1週間あたりの推奨体重増加量 |
低体重(やせ):BMI18.5未満 | 9〜12kg | 0.3〜0.5kg/週 |
ふつう:BMI18.5以上25.0未満 | 7〜12kg | 0.3〜0.5kg/週 |
肥満:BMI25.0kg以上 | おおよそ5kgを目安 | 医師に要相談 |
上の子の食事の残りを食べて太ってしまったママも多いはず…
私もついに妊娠前から肥満区分に…
妊娠中に太りやすくなる原因
いつもと同じように生活をしているのになぜか妊娠すると体重が増えていく…それはホルモンの働きのせい!
妊娠中の女性の体は脂肪でおなかの赤ちゃんを守るため、出産、産後の母乳に備えてエネルギーを蓄えるため、出産時の出血に備えて血液の量も増えるのです。
なぜ妊婦さんは太りすぎてはいけないのか
推奨体重以上に体重が増加してしまった妊婦さんは以下のリスクが高まります。
ママが生活しずらくなるリスク
・心臓、肝臓、腎臓など内臓の負担が増加する。
・足や腰に負担がかかるので腰痛や足の痛みがおこる。
・妊娠後期に妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病になりやすい。
・産後も体重がもどらない。
出産時に難産になるリスク
・出産時に子宮の収縮が悪くなり、陣痛が弱くなりやすい。
・産道に脂肪がつくので赤ちゃんの通り道が狭くなりお産が長引く。
・糖尿病で糖分が赤ちゃんに移行することで4000g以上の巨大児を出産する(帝王切開になる可能性)。
我が家の息子も予定日より3週間早く3600gオーバーで産まれてきました。
先生に「予定日までお腹にいたら出産大変になってたかもね」と言われてゾッとしました。
太らなさすぎのリスク
逆に元々痩せ型のママや、つわりなどでなかなか体重が増やせない妊婦さんも次のようなリスクがあります。
・赤ちゃんの出生体重も減少し、2500g未満の低出生体重児になる可能性。
・小さく生まれ、生後急激に大きくなった赤ちゃんは将来肥満になりやすく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病になるリスクが高まるという報告もある。
・出産、産後のママのエネルギーがたりず、母乳に影響する可能性もある。
妊娠中にダイエットをすると赤ちゃんの発育に必要な栄養や出産に必要な体力まで足りなくなってしまいます。
産科の先生と相談しながら体重管理をしていきましょう。
体重管理のカギ
・毎日同じ時間に体重を測る
・今までやっていた家事や散歩は続ける
・食べたものをすべて書き出す
・塩分を控えた食事にする
毎日同じ時間に体重を測って記録することや、食べたものすべてを書き出すというのはダイエットの際にも基本になりますよね。ちょっと今日は食べすぎたかな、とか、カロリー高いものが多かったかな?と振り返って調整しましょう。
あと大事なのが塩分。塩分が多い食事は美味しく感じるので食べる量も増えます。そしてむくみます。
ただ「食塩」に気をつけるだけではなく、醤油、味噌などの調味料にも含まれているので料理をする際に気をつけましょう。辛すぎない香辛料やお酢を使って味付けをするのがおすすめです。
もちろん糖分、脂質も摂り過ぎには注意しましょう!
しかしまったく摂らないのもダメ。適度にバランス良く食べましょう。
麺類やパンも製造工程で食塩が使われているので食べ過ぎに注意してくださいね。
体重管理で大切なこと
・塩分、脂肪分、糖分を控えめに栄養バランスのとれた食事を心がける。
・妊娠経過が順調なら適度な運動を取り入れる。
最初にも言いましたが激しい運動でカロリー消費するのは厳禁!
流産や早産の危険があります。
栄養バランスのとれた食事をとって体重管理をしましょう。
切迫流産や切迫早産の疑いがなければウォーキングやマタニティヨガなどでリフレッシュするのもおすすめです。
まとめ
妊娠中に太りすぎるデメリット→母子共に妊娠中、出産、産後の健康リスクが高くなる。
体重管理のカギ→急に運動を始めるのではなくバランス良い食事で体重管理を行う。
健康で安心したマタニティライフを過ごせるように体重管理一緒にがんばりましょう
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