以前電子レンジで乳児用ミルクを温めてはいけない2つの理由という記事を書いたのすが、我が家に賞味期限切れの粉ミルクが残っていたので試しに電子レンジでチンしてみることにしました。もちろん飲まずに捨てました。
結果は…予想通り固形物が出来てしまいました。やっぱり乳児用ミルクを電子レンジで温めてはダメ!粉と水をそのまま電子レンジにかけたらどうなるかというのも試してみました。どうぞ予想してから見てみてくださいね。
賞味期限切れで残っていた粉ミルクはこちらの製品。明治ほほえみらくらくキューブ。マザーズリュックに入れっぱなしにしていた1袋が残っていました。袋は未開封のものです。↑写真を撮るときにはもう開けちゃったけど…
①通常の作り方でミルクを作る
哺乳瓶にキューブを一つ入れます。
ヤカンで沸騰させたお湯を40のメモリまで注ぎます。
哺乳瓶を軽く振って混ぜます。
お皿に出してみました。溶け残りはありません。
固形になっている部分はありません。滑らかで美味しそうなミルクが完成しています。
②粉ミルクと水を入れて電子レンジで沸騰させる
時短レシピなどでよくやる方法、材料をタッパーに全部入れてチン!みたいな感じでやってみました。
キューブと水を哺乳瓶に入れて電子レンジに入れます。
600wで1分。ボコボコ泡が出てきて哺乳瓶から吹きこぼれました。
明らかに混ざってないです。そして美味しくなさそうです。
①と同じように哺乳瓶の口の部分を持って振ってみましたが完全に混ざることはありませんでした。
③正しく調乳したミルクを電子レンジで温め直す
おそらく一番やってしまう可能性が高いのはこれ。作り置きして冷凍などして温め直すパターン。①で作ったミルクが冷めたので哺乳瓶に入れ直して温めます。もちろん哺乳瓶は綺麗に洗って使いました。
お皿から哺乳瓶に移し直しました。完全に冷めていましたがこの段階で固形物はありません。
600wの電子レンジで2分。するとボコボコと沸騰しました。②のように噴き出したりする気配はありません。
お皿に出してみました。ミルクが熱い間は固形物は見られなかったものの、冷めてくると明らかに固形物が!これがおそらく加熱によって変化したタンパク質なのでしょう。想像以上に大きな固形物が出来ました。これだと哺乳瓶のニプルが詰まってしまいそうですね。
まとめ
乳児用ミルクを電子レンジでチンしてみました。離乳食期だと粉ミルクと水をそのままレンジで調理してしまう人もいるかもしれません。離乳食レシピには必ず「お湯で溶かしたミルク」と書かれているはず。しっかりと正しい方法で調理しないと赤ちゃんがお腹を壊してしまう可能性があります。
特に離乳食を開始していない赤ちゃんに与えるミルクの電子レンジでの温めは成長に必要な栄養が十分に摂取できない可能性が高くなりますので絶対にやめましょう。
明治ほほえみらくらくキューブ。1個のキューブで40mlの乳児用ミルクを作ることができます。使った感じ缶の粉ミルクより溶けにくいです。ウォーターサーバーのお湯(80度)だと溶け残ることがあります。缶入りの粉ミルクより割高ではあるのですが軽量も楽だし持ち運びに重宝します。 ←の画像をクリックするとアマゾンの購入ページに飛べます。 |
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