この記事は妊娠7ヶ月目に切迫早産と診断された時の記録です。まだ正産期には早いのにお腹が張るのはちょっと注意が必要です。しかし、初産婦だとお腹が張るってどんな感じかわかりませんよね。私もわかりませんでした。少しでもお腹にいつもと違う感じがあったらかかりつけの産婦人科に連絡してみましょう。NST(ノンストレスチェック)をしてもらうと、これがお腹の張りなんだ!っていうのがわかりますよ。
夜中にお腹の変な感覚で目覚める
妊娠24週目後半(7ヶ月最初の週です)。夜中3時に目が冷めると下腹がぞわぞわ、キューーっと集まってくる変な感覚に襲われました 。まだお腹の張りというものがよくわかっておらず、これが張りなのかな〜?という感覚はたまにあったものの、手で触ってわかるくらいお腹がカチカチになっているのははじめて。
その日ちょうど定期妊婦健診に行ったばっかりで、早産の話や胎盤早期剥離の話を聞いたばかり。朝診察してもらた時はエコーで赤ちゃん元気そうだったし、今も胎動はある。出血はない。胎動が少しでも弱まるようなら病院に電話しよう。と思いながら朝を迎えました。相変わらずお腹の中でぐりんぐりん動き回る赤ちゃん。強い張りも最初の一回きり。看護師さんには張りがなんども来るようなら連絡してくださいね。と言われていたのでひとまず大丈夫かな、と思い布団でごろごろして1日を過ごしました。
翌日も違和感が続くので時間外の産婦人科に思い切って電話
お腹の強い張りがあった翌日、夕方夫が仕事から帰ってくるころ、お腹の横のあたりがチクチク痛みはじめました。すぐに横になると2、3分で痛みは落ち着いたのですが、昨晩のこともあり不安は膨れていく一方。
夕方6時半ごろ、時間外でしたが思い切ってかかっている産婦人科に電話。夜中のお腹の張りと今あったお腹のチクチクの痛みを伝えました。最初はカルテを見て折り返し電話しますね。と言われたのですが、電話を消る前に「今からこれますか?」と聞かれたので夫に運転してもらい病院に向かいました。
時間外に診察してもらうことに
時間外の入り口を教えてもらっていたのでそこから入り、病棟のナースステーションで声をかけると、今まで会ったことのない看護師さん(助産師さんかな?)がでてきて、40分くらいモニターチェックしますね。と言われました。モニターチェックとはNST(ノンストレスチェック)という、心電図みたいな感じでお腹にパッドのようなものを固定して、赤ちゃんの心拍とお腹の張り具合を数値化してグラフにするもののようでした。
お腹がまだあまり大きくないので、赤ちゃんの心拍はあまり取れないかもしれないです、と最初に言われたのですが、しっかり心拍がとれていたので安心しました。
家にいるときは動いていたり、寝転がっている時もごろごろ寝返りをうつのであまり気になったことはないのですが、いざ仰向けでじっとしていると、結構な頻度でお腹の張りがきていることがわかりました。便秘のためかずっと30くらいの張りがあり、キューっと硬くなってくると50や70の数値になります。あ〜、やっぱりこの感覚が張っているってことなんだとわかりました。お腹が張っている感覚というのは人によってさまざまで、わからない人だと出産直前でもいまいちわからない人もいるんだそうで、私は今のうちからわかっておけてよかったな、と思いました。
40分のチェックが終わって看護師さんがやってきて、「定期的な張りがあるので今から張り止めの薬を飲んで2時間またモニターチェックします」と言われました。
待合室で待ってくれていた夫を呼んでもらい、心拍が聞けるから赤ちゃんは元気だよ、ということと、今から2時間またかかるから、晩御飯を食べたりして時間つぶしてきてと頼みました。
夜10時すぎ、薬を飲んで2時間のモニターチェックが終わりました。どうやら薬が効いたようで全く張らないというわけではないけれど、改善されたようです。看護師さんが先生と連絡をとってくれて、夜の分と翌日起きてすぐ飲む分の張り止めの薬をもらい、明日の9時にまた来てくださいと言われて帰りました。もう今日は帰って着替えて寝るだけで、トイレ以外は起きないでくださいと言われました。
晩御飯を食べる前に病院に行ったので、心拍を聞いて安心してからモニターチェック中にお腹がぐうぐう鳴っていました。帰りに軽く食べれるものでもコンビニで買って帰ろうかな、と思っていたら夫がいちど家に帰った時にお蕎麦を茹でていてくれたみたい。なんて気がきくんだ…!助かりました。家に帰ってお蕎麦を食べて、言われた通りに着替えて寝ました。
また夜中に目がさめて、右のお腹がチクチク。そういえばこの痛みが心配で受診したのに何も言われなかったな…と思いながら朝を待ちました。
翌日再度産婦人科へ。先生に診てもらいました
朝になり念の為近所に住んでいるお義父さんに病院まで送ってもらい、診察を受けました。子宮口が開いていないかのチェックと、再度モニターチェックをうけてから先生のお話に。
赤ちゃんは生まれるまで子宮の中で羊水に包まれて育ちます。子宮頸管が短くなって、開いてくると赤ちゃんは出てきてしまいます。正産期前に出てきてしまうと早産になってしまうわけです。お腹の張りが頻繁に起こると子宮頸管が柔らかくなって開きやすくなってしまうので注意しなければならない、という説明を受けました。子宮頸管の長さは前回と前々回の妊婦健診の時にチェックしていて、まぁまぁかな?という診断を受けていました。前々回38mm、前回33mm。先生的にはまだこの時期には40mmくらい欲しいところなのだそう。でもまだ入院して絶対安静するレベルではないので、自宅でなるだけ横になって過ごしてくださいと言われました。病院にくる程度の車の運転はして大丈夫。
私が生まれた三十数年前は早産兆候がでるのは10パーセントほどだったので、お母さんに言ったら心配されるかもしれないけど、今は3人に1人はこのような早産兆候がでるとのこと。原因もわからないそうです。
実際、出産経験のある知り合いも「切迫早産と診断されて7ヶ月目から入院してた」という方が数人。絶対安静の指示がでるとトイレにも行かせてもらえずものすごく辛い生活になるらしい…恐ろしい。
そして心配していた右のお腹のチクチク。なんかこれ、盲腸などの炎症がおきていると子宮が大きくなって圧迫されて痛みが出ることがあるのだそう。血液検査で炎症しているかのチェックをしてもらうと、少し数値が上がっているみたいで、抗生剤で様子を見ましょうということになりました。なんだぁ、胎盤が剥がれかかってるとかじゃないのかぁと、心底安心しました。
受診を終えて
今回初めて診療時間外に受診して、特に大きな問題はなかったわけですが、見てもらって本当によかったと思います。看護師さんに「妊婦さんの不安を取り除くのが第一だから、また痛みがでたり不安になことがあったら今日みたいに時間外でも連絡してね。お金はかかっちゃうけど…」と言ってもらえました。先生にも「最近の医療は発達しているから、最悪いまの時期に何かあってもお腹切って取り出せば9割は命は助かる、変だと思ったらすぐにきて。お腹の中で死んでしまったらどうにもできないから」となんども言われました。
もし行かずに我慢していたら、本当に赤ちゃんの命にかかわることがあったかもしれないし、2週間後の定期検診まで毎日不安をかかえながら過ごしたかもしれない、お腹の張りの頻度に気づかずに次回の健診で即入院して絶対安静!などなっていたかもしれません。
時間外で見てもらった分の診療代は翌日に一緒に清算だったのですが、2,500円ほどでした(夜の分だけで)。2,500円でこの安心が買えるなら全然安いです。
ちなみに右腹のチクチクは抗生剤を飲んでもたまに痛みはありますが、不安はまったくありません。便がでると痛みも少なくなるような感じもあります。盲腸なのかな…。看護師さんにもし妊娠中に盲腸になったらどうするんですか?と聞いてみたら、まれに手術して切る方もいるけど、ほとんどは痛み止めでごまかします。と言われました。ひょえ〜
ママの不安な気持ちを少しでも和らげる便利なグッツもありますよ。自宅で胎児の心音を毎日チェックできれば異変があったときにすぐに病院に連絡できますね。
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